子どもたちの未来を照らす灯火!ボードゲームで育む「自制心」

· てとらぼの非認知能力ブログ

近年、教育現場では「非認知能力」の重要性がますます注目されています。非認知能力とは、学力テストでは測れない、学習意欲や問題解決力、コミュニケーション能力などの人間的な能力を指します。

その中でも、将来の成功を大きく左右する重要な能力として、「自分と向き合う力」が挙げられます。自分と向き合う力とは、自分の感情や行動を理解し、コントロールする能力です。

特に、自制心は、目標達成のために誘惑に打ち勝ち、集中力を維持するために必要不可欠な能力です。

ボードゲームが自制心を育む理由

実は、子どもたちが夢中になるボードゲームは、遊びながら自然と自制心を身につけるのに最適な遊びなのです。ここでは、ボードゲームが自制心を育む理由を、具体的な能力と例を用いて詳しく説明します。

1. 衝動を抑える力

ボードゲームでは、自分のターンを待つ、有利な選択肢を慎重に選ぶなど、衝動を抑える場面が多くあります。これは、感情に流されず、理性的に行動する自制心の基礎となります。

ウボンゴ:決められたタイルを、複雑な形にぴったりはめこむゲーム。ただ形を埋めるだけでなく、相手よりも早いスピードで完成させる必要があります。早く完成させたい衝動を抑えながら、焦らずに考え、冷静に進める事が結局一番早く完成できる事が多いゲームです。

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ドミニオン:デッキを強化するカードを選ぶ際、強いカードばかりではなく、デッキ全体のバランスを考える必要があります。

2. 欲求をコントロールする力

ボードゲームでは、勝ちたいという欲求をコントロールすることが重要です。目の前の利益に飛びつくのではなく、長期的な目標を見据えて行動する必要があります。

チェス:相手の駒を取れるチャンスがあっても、全体的な戦略を考慮して、あえて取らないことも戦略のひとつです。

モノポリー:土地を購入するかどうか、資金状況や将来的な利益を考慮して判断する必要があります。

3. 集中力を維持する力

ボードゲームは、長時間集中して取り組む必要がある遊びです。周りの誘惑に負けず、最後まで集中力を維持することは、自制心の重要な要素です。

ナインタイル:手札のタイルを組み合わせて、お題と同じように並べます。他のプレイヤーとの競争もあり、スピーディーに完成させる必要があります。次々に新しいお題に取り組むので、集中と緩和を繰り返し、短時間に一気に集中力を高める能力が鍛えられます。

4. 失敗から学ぶ力

ボードゲームでは、必ずしも勝てるわけではありません。負けた時に、自分の行動を振り返り、改善点を見つけることは、自制心を高める

まとめ

ボードゲームは、遊びながら自制心を育むことができる、魔法のような遊びです。ぜひ、親子で一緒にボードゲームを楽しんで、子どもの将来を応援しましょう!

教室情報

当教室では、子どもたちの非認知能力を伸ばすボードゲーム教室を開催しています。情報収集能力をはじめ、様々な非認知能力を育むゲームを取り揃えています。

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